ほざくな、ぼけ【R. N】

不憫 １４ ページ14

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｢廉、がんばってるね｣






試合まで２日と迫った頃


俺はAちゃんと 廉の部活を見学していた。


俺らに気付かない程 練習に熱中していて、本気度が伺える。…あんなに真面目に練習してる廉初めて見たかも。









｢シュート決めるんだーってやる気満々。やっと好きだって自覚したの？｣


｢いや、めちゃくちゃ考えたんだけど 多分好きではないんだよねー。｣

｢でも、他の男子とは違った感情は持ってる、かも？｣









…いや、鈍感かよ

それって世間一般的に言う 好き じゃないの？







可愛い顔して恋愛慣れしてないのな、

…あっ、不覚にも可愛いと思ってしまった、廉にしばかれる。









｢今は好きじゃないけど、これから好きになるんだろうなぁって ｣

｢そっか｣

｢廉には内緒！だからね！｣


｢はいはい｣









なんだ、両想いなんじゃん。



この調子じゃ 不憫れんれん卒業も近いかな。

見てる方がもどかしい恋だわ、ほんとに。









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