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｢、A〜〜！！なんもされなかった？｣
｢うん、寧ろ凄く良い人だったよ。｣
｢イケメン？イケメン？｣
｢タイプじゃないけど、格好良いと思う｣
あれから連絡先を交換して じゃあ、と別れた。
保健室から出た途端 ベタっと抱き着いてくる海人くん
綺麗な目にはほんのりと熱が纏っている。
そわそわしてたんだろうな、
その光景が 頭に浮かび 思わず笑ってしまった。
｢何笑ってんの〜。ね、帰ろう？｣
｢うん。スーパー寄ってもいい？｣
｢いいよ！今日は何作るの？｣
｢今日はね…簡単にオムライスかな｣
｢でた、Aの得意料理｣
親がいない私は 掃除も家事も洗濯も、勿論料理も。全て自分でこなしている。
1人では寂しいと 海人くんの前で漏らしたあの日から 1週間に3回ペースで 海人くんが家に泊まっていく。
そういう関係はない、有るとすれば 軽いキスくらい。
一線は超えていない。
｢いつもみたいにケチャップで流れ星、描いてね｣
｢任せて〜。｣
ハートじゃなくて流れ星
思いの外 気に入ってくれたようでオムライスの日には必ず要求してくる。
嬉しそうに笑う 海人くん
そんなもので喜んでくれるのなら幾らでも描いてあげるよ
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作者名：蕎麦っち | 作成日時：2018年4月17日 3時
