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「お母さん、やっぱりご飯…って、何でいるの!」
お風呂からあがると、瑞稀が我が物顔でソファに座っていた。
ふん、と鼻を鳴らした瑞稀はさも当然のように言い放つ。
「誰かさんが電話切るから」
「連絡くらい入れてよ」
「はいはい、ふたりとも用意するから早く座っちゃって」
ちら、と横に座って何故かうちでご飯を食べる瑞稀を盗み見る。
すると、瑞稀もこっちを見ていて、急いで逸らした。
「…Aのあほ」
「うるさい、瑞稀のばか」
少しぎこちないけど、思ったよりも気まずくない…かも?
「瑞稀くん、この後Aの部屋行くんでしょう?」
「うん、おばちゃんが良ければ」
「全然!なんなら泊まっていってもいいのよ」
「え、いいの?」
「ダメに決まってるでしょ!」
すぐに帰ってもらうんだから、
お母さんと余計な話をする瑞稀の背中を押して、部屋に押し込んだ。
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──── 刹那、
振り向いた瑞稀に肩を掴まれ、壁に押し付けられた。
ドアが軋む音だけが耳に残る。
「…A、」
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蕎麦リアン(プロフ) - 美桜さん» 返信が遅くなり申し訳ないです…!アイドル設定ですか…!あまり書いたことがないのですが機会があればチャレンジしたいと思います(笑) (2019年9月30日 3時) (レス) id: 23fbb8caff (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - きゅんきゅんしすぎて涙が出てきました笑みずっくん最高です!!アイドルの瑞稀君と一般人の子のお話とかも読みたいです! (2019年9月16日 15時) (レス) id: 784c6febde (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦リアン(プロフ) - りるりるさん» 凄く嬉しいです (TT) ありがとうございます〜…! (2019年6月29日 2時) (レス) id: ef034c0120 (このIDを非表示/違反報告)
りるりる - いろいろな視点から様々な人の感情を引き出せててすごいです!尊敬します! (2019年6月26日 14時) (レス) id: d3dcd8a9c2 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦リアン(プロフ) - きょんさん» 返信が遅れてすみません、ありがとうございます…!(><) (2019年5月27日 23時) (レス) id: ef034c0120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蕎麦リアン | 作成日時:2019年4月20日 16時