□ 耳元で愛を叫ぶ【K.Y】続

□ 男子会 ページ6

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｢海人は好きな人とかおらんの？｣


｢これといっていなーい｣


｢国語の山中めちゃ美人やない？｣


｢先生じゃん 笑｣








とある 日曜日



平野の家で男子会が開かれていた。


メンバーは 永瀬、���橋、岸 そして平野だ。





好きなタイプや □□の女子が可愛いだの 男子トークが繰り広げられる中、岸はオレンジジュースを啜っていた。






( なんで俺ここにいるんだろう… )





Aから 家まで来てと連絡があり、内心わくわくしていた…のに！

着いた途端 永瀬と平野に連行されて…今に至る。



俺のわくわくを返せ！と言いたい。









｢…で、岸くんはAとどこまでいったの？｣

｢｢ ぶっ ｣｣






���橋の唐突な質問に

岸と永瀬が同時に吹き出した。






｢ど、どこまでって…｣


｢もうキスはした？｣


｢…してない、です｣


｢うっそ！なんで？｣


｢相手の気持ちを尊重したく…｣


｢絶対うそ。チキってるだけやって｣


｢ちげぇし！｣







やけに 質問の多い���橋と、この話題になってから 無口な平野


永瀬はいつも通り 、やいのやいのと野次を飛ばしている。









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｢…正直、したい？｣




続けて ���橋の口から出た質問に


３人の空気は マイナス値に突入した。









Aを親友の為に諦めた永瀬

Aの元彼だけど、恋愛対象じゃないと言われた平野

…そして、Aの今彼の岸









修羅場である。









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