□ 耳元で愛を叫ぶ【K.Y】続

□ 初めての喧嘩 ページ8

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いつめんで過ごす 月曜日

夏休み真っ只中の今、ほぼ毎日ペースで会っている。


今日は海人家でのぐうたら日だ。








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｢…おかしい｣


アイスを齧りながら、呟いた。








｢なにが？｣

｢最近、岸と連絡取りにくくて…。ここ１週間会ってもないし｣

｢はあ？なんでやねん｣

｢知らないよ｣








連絡を返しても 岸から返信が来るのは数時間後

いつもなら直ぐに返してくるのに。





それに、私が会おうって言ったら その日は無理だ！とかほざく。

理由聞いても教えてくれないし、岸から誘ってもこない。






｢…浮気とか？｣

｢おい海人、縁起でもない事言うなや｣

｢でも連絡取れないし会ってもくれないんでしょ？｣

｢あのAにベタ惚れの岸が浮気？｣






浮気…


会ってくれないのも 他に女の子がいるから？

岸を信じていない訳じゃないけど、最悪のストーリーが頭に浮かぶ。






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…はあ

前の私ならこんな事考えなかったのに 岸と付き合い出してから変だ

なんか、自分が自分じゃないみたい。






｢…もし、岸くんが浮気してたら俺が殴る｣

｢え？なんでよ｣

｢俺の大好きなAを悲しませんなー！って｣

｢…ばかじゃないの｣








突然 わーわーと騒ぎ出す紫耀


廉は近所迷惑やから！とぷりぷりしている。









｢A〜廉が怒ってくる！｣





…でも、有難うね

元気付けようとしてくれたんだよね？









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｢廉になんか言われたら俺に言い！ぶっ飛ばしたるから！｣




昔から その優しさは変わらないね




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