頼もしいね ページ47
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スタジオに響くシャッター音
一回一回ポーズと表情を変えるのはいつになっても苦労する。
今日はうまくいってる…と思ってたんだけどカメラマンさんは違うみたい。さっきから厳しい顔つきをしている。
「うーん…なんだかいつもより表情が冴えないね。休憩挟もうか」
「 すみません… 」
理由は分かりきっている
気持ちを切り替えたつもりでいたけど、駄目だったようだ。
そんな時、ピロンという音と共にメッセージが届いた
送り主は顕嵐
顕嵐なんか、(人1)が落ち込んでる気がした。
その一文のみ
絵文字もなにもない顕嵐らしいメッセージだ。
沫田よくわかったね
顕嵐ご飯行く?解決はできないと思うけど 気を紛らわせる位なら出来るよ
沫田顕嵐らしいなぁ。お願いしてもいい?
顕嵐お店の事とかは俺に任せて。撮影終わったら連絡するね
頼もしい顕嵐からのメッセージに熊さんのOKスタンプを押して撮影を再開する。
「!いいねいいね。さっきとはまるで別人だよ」
顕嵐のお陰で幾分か気持ちが楽になった
昔から相談は前にも言った通り 風磨くん 王子、あと岸くんにしかしない
それを分かった上で 顕嵐やじんぐうは何も聞かないで 気が紛れるような所へ連れ出してくれる。
皆、私を語るには大切で 欠かせない存在なんだ。
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作者名:⊂((・x・))⊃ | 作成日時:2018年1月31日 20時