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' 勝手に帰っちゃって本当にごめんね(>_<) '
' アイスは明日奢ります! '
湯気を立てるお味噌汁を前にスマホと睨めっこ。
なんで先に帰るの、とか 一言くらい…と不満がない事もないが ' 大丈夫だよ、ハーゲンで宜しく ' とだけ返す。
すぐに返ってきた 了解!とクマが敬礼してるスタンプを最後にアプリを閉じた。
「なあ、体育祭っていつだっけ?早くAのドジっぷりみたいわー」
「今回は転けないように頑張るの!今日だって浮所くんと二人三脚の練習したんだから!」
「はあ?浮所って誰だよ」
「…作間、醤油とって」
「うん」
涼ちゃんの何かを探るような目を躱して魚に醤油をかけた。面倒臭いし黙っておこう。
だがしかし、そんな事瑞稀が許してくれる筈もなく。
「Aと去年も同じクラスだった奴」 とサラダを端に避けながら呟いた。
「はあ〜ん、そういう事ね。A帰ってきた時思ったんだよな、男の香水の匂いすんなって」
「うそ」
「ちょ、蒼弥匂わないで!」
「…俺の香水部屋にぶちまけてやろうか」
「みずっくん、アウト」
「Aちゃんのと混ざって最悪な匂いになるよ」
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林檎 - お話とても面白いです!! はしみず担なのでここまで一気読みしちゃいました笑 お話更新して下さるの待ってます!! (2020年10月13日 23時) (レス) id: 3066a90994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蕎麦リアン | 作成日時:2019年7月24日 19時