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「ま、待って右足からだよね?」


「うん!そうだよ」









ジリジリと肌を焦がすような暑さ、夏は日が長いから嫌になる。

心の中で文句が耐えない私は、浮所くんに連れ出され裏庭で二人三脚の練習をしていた。






私の歩幅に浮所くんが合わせてくれていて、いくらやってもスピードが出ない。









「浮所く〜ん…」


「帰りにコンビニでアイス買ってあげるからもう少し頑張ろう?どうせやるなら1位目指そうよ!」


「頑張る!ガリガリ君の為に!」


「ははっ、素直過ぎ!」









よし、と気合いを入れ直し、浮所くんの肩に手を回す。

ネクタイで括られた足を踏み出そうとしたその時…───、






「、わっ…!」









タイミングが合わず、体勢を崩す。

咄嗟に浮所くんに抱き着くと、すぐに意外とがっしりした腕に支えられて転倒を免れた。本番前に怪我は洒落になんない…。









「浮所くん、ごめんね。もう一回やろ!

……浮所くん?おーい?」




「あ…え?」



「うわ、汗凄いよ…?やっぱり休憩しよっか。水買ってくるね」









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「自販機遠かった〜 って、え…」







2本の水を手に持って裏庭に戻ると、浮所くんは跡形もなくいなくなっていた。

…なんで?!








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林檎 - お話とても面白いです!! はしみず担なのでここまで一気読みしちゃいました笑 お話更新して下さるの待ってます!! (2020年10月13日 23時) (レス) id: 3066a90994 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蕎麦リアン | 作成日時:2019年7月24日 19時

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