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それから、Aと慊人の関係は日に日に悪くなっていった。
でも心のどこかで慊人の言葉を信じているAもいた。
でも、慊人が言ったことは現実となってしまった
はとり「最近怪我が多すぎる。慊人から受けているんだろ?」
『・・・・・・・・・。』
はとり「慊人は最近やたら由紀やAにこだわっている。だが基本Aに当たっているのには理由があるのか?」
『さぁね。私が "バケモノ" だからじゃない?』
紫呉「・・・・・・・・・。」
すると部屋にノックの音が響いた
紅野「A姉さん大丈夫?」
『大丈夫だよ、紅野。ありがとう。』
そう言ってAは立ち上がった
紫呉「どこ行くの?」
『慊人に呼ばれてるから行ってくる』
Aの顔は無表情だった
ガラガラガラ
4人は去っていくAの背中を見つめていた
綾女「最近のAは無理をしすぎている。
最近あの子が笑っているところを僕は見ていないよ・・・。」
紫呉「そうだね・・・」
〜慊人 部屋 〜
コンコン
『失礼します』
・・・・・・・・・。
しばらく無言が続いたあと、やっと振り向いた慊人はこう言った
慊人「ねぇ、A。
いい加減 "本来の姿" を受け入れなよ。」
『私は十分受け入れてるつもりだよ。』
慊人「じゃあ紫呉たちに見せなよ」
『・・・・・・・・・。』
慊人「ほら、結局怖いんでしょ?自分がバケモノだって知った ら皆Aを受け入れないし、誰もAに近づかなくなるよ?」
『やめて・・・』
慊人「もういいでしょ?十分外で遊べたんじゃない?し紫呉たちに "本来の姿" 見せなよ?」
『や、やだ!!やめて・・・お願いやめて!!』
バタン!!
紫呉「A!!」
バシャッ!!
『いやっーー!!!見ないで!!私を、
こんな醜い姿を見ないで!!!』
紫呉「A・・・!?」
紅野「A姉さん・・・」
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リリア - オリフラたってますよ〜! (2023年3月8日 3時) (レス) id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ワッフル魔神 | 作成日時:2023年3月7日 8時