私を見つけて 2【フルーツバスケット】

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〜廊下〜

女「貴方のような呪われた物が慊人に近づくなんてあってはならないのよ」


『･････････。』


女「貴方に未来なんてないんだから。
当主様はまだ幼くいらっしゃるから貴方を許しているだけに過ぎない。そこを履き違えないことね "バケモノ"！」


それだけ言って女は去った。



『分かってるわよ、そんなこと･･･』





それから数ヶ月がたった頃




どんどんと慊人の様子が変わっていった



由紀に対する扱いが酷くなったこと、
由紀だけではなく他の十二支の人にも冷たくなっていった。



そんなある日、Aは慊人に呼ばれ部屋に向かった




コンコン


『失礼します』


Aは薄々気づいていた。きっともう、前のように甘えてくる慊人はいないのだろうと･･･


慊人「あぁ、来た。僕思ったんだ。
Aの本来の姿って見たことないなって。
ねぇ、見せてよ。僕の頼みなんだから見せるでしょ?」


『慊人が望むのであれば』


Aは部屋にあった花瓶の水を頭から被った


みるみるうちにAは人魚へと変わっていく


慊人「やっぱりお前は "バケモノ"だ！
そんな醜い姿で周りと肩を合わせるなんて無理だよ?でも僕は君を気に入ってるから、まだ＿なんてしないけど、
夾とAはバケモノ同士仲良くしなよ。」


慊人「その姿をみんなに見せたら、皆どんな反応するんだろうね? "バケモノだ" って言うのかな?それとも "醜い" とでも言うのかな?そんな姿を見るのが楽しみだよ」


『･････････。』

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