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〜草摩家〜
コンコン
透「失礼します」
『あっ、透 ここまでよく来たね。』
透「は、はい!」
『紫呉から聞いたよ。私の事知りたいんだって?』
透「はい。お話を聞いてもよろしいでしょうか?」
『うん。いいよ。きっといつかは言うんだから、今話してもそんなに大差はないさ。とりあえず場所は変えようか?
私のお気に入りの場所があるの!』
透「はい!」
『はとり 今日はありがとう、またね』
はとり「あぁ。」
透は緊張した趣でAの後を追いかけた
そして着いた場所は草摩全体が見渡せる、
景色のいい山だった
透「うわぁ〜!素敵です!」
『そうでしょう?昔ここへよく紫呉達と遊びに来たわ。』
そう言うとAは草むらに腰を下ろし、その隣に透も腰を下ろした
『そうだね、まずは何から聞きたい?なんでも聞きな?』
透「えっと、Aさんがなんの物の怪憑きか知りたいです!」
『私は・・・・・・・・・人魚憑きなの。』
そう言い、Aは全身に水をかけた
するとAの足や手には透き通るような水色の鱗が沢山あり、他の十二支とは違い人の形をして、まるで本物の人魚姫だと透は思った。
透「す、すごく綺麗です!それにAさんは人魚姫さんだったのですね!」
『ひ、姫ではないよ?』
『でも、ありがとう。こんな姿を綺麗と言ってくれて。
私もね、昔よりはこの姿の自分を受け入れられてるの。
まだ人の姿なだけマシだった。』
『あとは、そうだな・・・私の過去を聞いてよ』
透「はい、ぜひ聞かせてください!」
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リリア - オリフラたってますよ〜! (2023年3月8日 3時) (レス) id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ワッフル魔神 | 作成日時:2023年3月7日 8時