私を見つけて 2【フルーツバスケット】

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プルルル プルルル

ガチャ

満「い"っ"た"い"い"つ"あ"が"る"ん"で"す"か"〜」

紫呉「はいはい、大丈夫。原稿はもうできてるから。
冗談冗談。はいはい、うんうん。じゃあ〜ね」

ガチャン

紫呉「ちゃんと編集に電話を入れさせてもらいました･･･」

はとり「当たり前だ」

紫呉「つまんないつまんないつまんないよ〜！」

はとり「俺だってつまらん」

紫呉「あら嫌だ！はーさんはつまらなくなくってよ?僕推薦の書物をたくさん持って来たから！」

はとり「あぁ?」

紫呉「久しぶりにゆっくり読書を楽しんでよ。
はーさん、僕の次に読書好きなんだから」

はとり「(そうか、佳奈の結婚式があったからコイツなりに気を使ってるのかもしれないな)」

はとり「紫呉」

紫呉「はい?」

はとり「いや、ゆっくり本が読めるのは久しぶりだよ」

『いつもお疲れ様』

紫呉「透くんたちは仲良くやってるかね〜」

『透が一緒なら大丈夫でしょう』






紫呉「面白い?」

はとりが読んでいたのは紫呉が趣味で書いた
"夏色の吐息" という本だった

はとり「気色が悪い」

紫呉「え〜ひっどい〜。Aも読んでみる?」

紫呉がAに問いかける

････････････

がその返事は無い

紫呉「A?」

『･････････。』

はとり「寝てるな。疲れているんだろ。
本家に帰る度慊人に散々言われたり怪我をおったりしていたからな」

紫呉「そうだね･･･」

紫呉はそっと自分の上着をAにかけた

紫呉「久々に見たよ。Aが寝ている姿」

はとり「そうだな。」

紫呉「昔は少し撫でたら寝ちゃって、可愛かったな〜」

はとり「気色悪い」


その後散歩に出かけてた3人は元の雰囲気に戻って帰ってきたのであった

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