検索窓
今日:30 hit、昨日:48 hit、合計:60,078 hit

71 ページ22





『でも・・・一つだけやって欲しいことがあるの・・・』

Aは俯きながら言う

紫呉「なんだい?」

紫呉は少しわくわくしたように聞く

『満さんのためにもう一度仕事して?』

Aは俯いていた顔を上げにこりと笑った

紫呉「・・・・・・はい」



その後落ち着いた律達が戻り、外が暗くなった頃
満も起きた

満「はっ!」

透「みっちゃんさん!」

律「大丈夫ですか!?」

満「原稿は!?」

紫呉「今書き直してますよ〜(Aの監視付きで)」

満「先生〜!」

紫呉「あと1時間くらいで終わるから、
たこ焼きでも買ってきてよ。」

満「分かりました!」

紫呉「もう暗いし りっちゃん、着いてってあげて?」

律「 へ? あ、はい。」

数分後2人は帰ってきた

紫呉「あ〜ん、ん〜うまい!」

満「あの、先生〜?それで原稿は?」

紫呉「A、あ〜ん」

『ん・・・』

Aは本から視線を逸らすことなく口だけ開いて
紫呉からたこ焼きを食べさせてもらった

満「先生〜!!早く書いてください!!」

律「どうか兄さんたこ焼きパワーで書き上げてやってください!!」

満「そうです、先生!たこ焼き星人になってぱぱっと・・・」

紫呉「うそうそ、冗〜談」

紫呉は出来上がった原稿を満に渡した

紫呉「もうできてますって〜」

満「先生〜!!ありがとうございます〜」

律「良かったですね!みっちゃんさん!」

満「りっちゃんさん、本当にありがとうございました!」

律「あ、いえいえ元はと言えば私のせいで・・・」

2人の様子を見て

『なんだかいいね。あの2人。微笑ましいよ』

紫呉「年寄り臭いよ?」

『また あんなふうに誰かを想えたらいいなぁ・・・』

Aはコソッと聞こえないように言っていたが
紫呉はその言葉を逃さなかった
そして紫呉は

紫呉「僕はいつまでも君を想っているよ。」

紫呉はそっと呟いた

その声はAにさえ届かないような小さな声で

72→←70



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
122人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リリア - オリフラたってますよ〜! (2023年3月8日 3時) (レス) id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ワッフル魔神 | 作成日時:2023年3月7日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。