私を見つけて 2【フルーツバスケット】 (ページ17)

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『ん?なんか外騒がしくない?』

紫呉「えー、みっちゃんじゃない?」

『多分違う･･･』

そう言いながらAはリビングの窓から外の様子を見に行くと

律「いやぁ"ー！！見知らぬ方まで私の名前を存じてらっしゃるー！！
そんなことをつゆ知らずのうのうと生きておりました！！」

『あれ、律?』

紫呉「なんでりっちゃんがいるの?」

律「すみません！！
私ごときが訪問してきてごめんなさい！！
ごーめーんーなーさーいー!!!!!」

紫呉「珍っずらしいね〜弱気なりっちゃんが自分から訪問してくるなんて」

律「あっはいすみません･･･。
あの、先程は透さんに大変ご迷惑を･･･」

透「いいえ、そんな全然です！
お会いできて感激です！」

透「(申年のりっちゃんさん、やっとお会い出来ました。女性の方だったのですね)」

『でもどうしてこんな突然来たの?』

律「えっいややっぱりご迷惑でしたか･･･?」

『そんなこと･･･』

紫呉「うん！」

紫呉はAの言葉を遮ってニッコリと答えた

律「ごめんなさいー！すぐ帰ります！！」

紫呉「嘘、うそうそ冗談だって〜」

紫呉「で?なんで急に?」

律「はい、それは、ほとんどの十二支の皆さんが透さんにお会いしたと聞き、ちゃんと御挨拶しないと失礼になるかと･･･。はじめまして、草摩律と申します。
先日は母がお世話になりました。」

透「いいえ、こちらこそ。本田透と申します。」

律「あ、これつまらないものですが･･･」

紫呉「なになに?お土産〜?」

律「はい。果物にしようと思ったのですが、
お好みが分からなかったので、果物の本にしてみました。」

A・紫呉・透「「『･･･････････････』」」

律「え、え、あ、すみません。ダメでしたか?」

紫呉「全っ然！！」

そういう紫呉の額には ‪💢 としたものが

律「ごめんなさいー！！
今すぐ果物買ってきますー！！！」

紫呉「うそうそ！冗談だって〜」

『いい加減にやめなさい。律は本気にしちゃうでしょ? からかって遊ぶのやめなさいよ。』