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透「(杞紗さんが居候されてから3日目になりました)」
杞紗はAと透にベッタリでいつでも後ろを着いて歩いていた
今は食器を洗うために下に降りてきたAの後をついて行ってる
紫呉「なんかひよこみたいでほのぼのだね〜」
夾「うざくねぇのか?ああいうの・・・」
『っ・・・・・・』
Aはわなわなと震えていたと思いきや突然
杞紗に抱きついた
『かわいい〜!もう大好き!
杞紗、お姉ちゃんがなんでも好きなの買ってあげるよ〜』
紫呉「嬉しいみたいだよ?」
夾「あぁ・・・」
それからまた数日が過ぎた
『私今日仕事遅番だから帰るの遅め』
紫呉「わかったよ」
Aは杞紗の前に座り頭を撫でた
『透も今日バイトみたいで、いつもより遅いかもしれないけどいい子で待っててね?』
杞紗は撫でられて嬉しそうな顔をしながら
コクリと頷いた
『それじゃあ行ってきます』
紫呉「はい、行ってらっしゃい」
午後になり今日は撥春が紫呉家にやってきて
杞紗の様子を見に来た。
そしてその時、杞紗はほんの少しだが喋ったのだ
杞紗は透に感謝を言いたいと言い、バイト先まで迎えに行き、杞紗は喋れるようになったと知り、2人で抱きしめ合った。
『ただいま・・・』
杞紗「A・・・お姉ちゃん・・・」
『 !! 杞紗?』
杞紗「A・・・お姉ちゃん」
杞紗は透の時と同じようにAに抱きついた
『そっか、喋れるようになったんだね。
頑張ったね、辛かったね。
でも杞紗なら大丈夫だよ。
だって杞紗は強いもの!自信を持っていいのよ』
杞紗「ありがとう・・・!」
そして杞紗は途切れ途切れではあるが喋るようになり、少しずつ学校へも行くようになった
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リリア - オリフラたってますよ〜! (2023年3月8日 3時) (レス) id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ワッフル魔神 | 作成日時:2023年3月7日 8時