98 ページ49
ガチャ
父「ただいま!」
母「あれ?パパどうしてここに?」
楠雄《今 留置所にいるはずじゃ》
父「やってないよォーッ!僕が痴漢なんてする訳ないでしょ!?」
母「でも 受話器の向こうで"オレオレ"言ってたし・・・」
父「それ どう考えてもオレオレ詐欺じゃないか!」
父「楠雄も何普通に騙されてるんだ!嘘だと思ってくれてたのはAちゃんだけじゃないか!あんまりだろぉ!」
楠雄《ありそうな話だったからな》
父「ないよ!お前絶対気づいてただろ!全く危うく100万持ってかれるところだったよ。しかし また随分 色々買わされたな。いくらしたの?」
母「全部で100万円ぐらい」
父「持ってかれてたーっ!100万って・・・75靴舐めしないと稼げない額だぞ!」
楠雄《どういう算出方法だ》
母「ごめんなさい・・・私 これ買ったら、3人が喜んでくれると思ったから・・・」
A「お母さん・・・」
父「全然気にしなくていいんだよ ママ。僕たちのために、良かれと思ってやったことじゃないか。むしろ僕はその気持ちが嬉しいよ。100万ぐらいどうってことないほどにね!」
母「あなた・・・」
父「もういいよ 晩御飯にしよう」
母「うん!すぐ作るね!」
父「楠雄様!お願いします!」
楠雄《今の威勢はどうした・・・。まあいい クーリングオフだ。》
毒島「いや〜マジちょろかったな〜。はーっはっはっは!」
ビショビショビショ
毒島「うわああああ!」
楠雄《僕のテレポートはまさにうってつけの能力だな》
父「よかった〜!靴舐めちゃん!これでAちゃんからお金貸してもらわなくて済むな!楠雄、今度コーヒーゼリー1個買ってやる!」
楠雄《1個?》
父「ああ いやー 好きなだけ買いなさい」
楠雄《それになんだ?Aに金を借りるってのは》
父「えっ!いや〜それは大人の事情ってものがあるからな・・・」
A「別に100万くらいならどうってことないけど、でもお母さんに知られたら、お父さん怒られるよ?」
父「100万円がどうってことない!?」
楠雄《ああ、そうか。君はかなり金持ちの家だったな。》
A「? そうかな?普通だったと思うけど」
楠雄《というか、子供にお金をたかるんじゃない。恥ずかしくないのか》
Aの家庭はかなりの金持ちであった。両親は今海外で立ち上げている会社を営んでいるため、Aにお金を頻繁に送っているのである。
36人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マイマイ(プロフ) - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2022年10月18日 10時) (レス) id: ef3be5fb7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ワッフル魔神 | 作成日時:2022年10月17日 21時