言うこと聞きなさい！5【梅原裕一郎】〜完結〜

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結花が部屋の奥から女の人を連れてくると裕がボソッと呟いた



梅原「あれ、お前1番上って言ってなかった？」

母「うっそやだ兄弟と間違えられた〜！」



キャピキャピしている女性を見てまさか…という目を私に向ける裕に苦笑いを浮かべながら紹介した



貴方「母です…笑」

梅原「見えねえ…あっ、えっとAさんとお付き合いさて頂いてます、梅原裕一郎です。いきなり押し掛けてすみません」

母「いいのよいいのよ！とにかくあがって！」



母の言葉に皆一斉にリビングへ向かい、私と裕は同時に息を吐いた
なんか既に疲れた…笑



梅原「お母さんすげー若々しいのな」

貴方「というより実際に他の家より若いからね笑」



裕は恐らくお母さんを見て年齢より若く見える、と思っているんだろうけどそうではないんだ



貴方「お母さん今年で44なの」

梅原「つーことは…」

貴方「17で私を産んだってわけ笑」

梅原「まじか…通りで若いわけだ」

貴方「あんまり驚かないんだね」



この話をすると私がこういう性格だからということもあってよく驚かれるのに



梅原「驚きはもちろんあるけど17で産んでここまで育てた事に関心した。しかもその後に5人だもんな…」

貴方「…ふふっ笑」

梅原「なんだよ？」

貴方「なーんにも。ほらいこ！」



時々17歳という若さで産んだお母さんに引く人達もいたから正直裕の反応は嬉しかった



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