言うこと聞きなさい！5【梅原裕一郎】〜完結〜

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私が家を失くした事、その時に梅原さんを頼った事、今は正式にお付き合いをしている事、全てを社長に話した



社長「マネージャーがタレントに手を出すのはご法度だ。だが君なら大丈夫だと信用して任せていた、だからこそとてもガッカリだ」

貴方「本当に…申し訳ありません…！」

梅原「マネージャーは悪くないです」

貴方「裕！」



私を庇うつもりの裕を止めようとしたが聞くわけも無く社長の前に1歩乗り出した



梅原「俺がほとんど無理やり家に住まわせたんです。それに俺は1度振られてます。ちゃんとマネージャーだからお付き合いはできないと断られてます」

社長「けど結果的に今は付き合っているんだろう。同じことだ」

梅原「…」



社長の言う通りだ。一度断っていたからなんだ、何も良い訳ない
大事な事務所のタレントに手を出してしまった事に変わりは無い



社長「百歩譲って交際はいい。私はこんなあっさり撮られてしまっている事を責めているんだ」

貴方「…はい」

社長「君は一般人扱いだから顔出しも個人情報も伏せられているが梅原さんはそうじゃない。今後バッシングを受けるのは彼だ、それをわかっているのか！」

貴方「！」

社長「まあ…梅原さんは女性ファンが圧倒的に多いから君も誹謗中傷を受ける事は確実だろうが…」



私は…とんでもない事をしてしまったんだ
どうしてこんな事に…私は…っ



社長「…とにかく、梅原さんはこの事についてはまだ何も触れないでくれ。事務所で話し合ってからどうするか決める」

梅原「…はい」

社長「堀井さんに関しては…正式な処分を言い渡すまでホテルかどこかで待機しているように。梅原さんには代わりのマネージャーを用意する。いいね？」

貴方「…はい。この度は本当にご迷惑をおかけしました」

梅原「すみませんでした」



裕と共に頭を深く下げその後は何も話さず私は自分の車で、裕は事務所の車で各自帰った
別れるまで裕は私と目を合わせようとしていたが気づかない振りをした



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