もっと優しくしてください江口さん！2

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店を出た後梅ちゃんに電話を掛けた
けど何度掛けても繋がらなかった




着拒…いやしてない。
きっと梅ちゃんはそんな事しない





迷惑だとわかっていても諦めたくなくて何度も電話を掛けた



お願い…出て…！






梅原『………しつこい』


貴方「…！っ梅ちゃん！会って話がしたいの！今から梅ちゃん家の近くの公園に行くから来てくれないかな！？」






私が言い終えると電話を切られてしまい「ツー…ツー…」と虚しい音が聞こえた




私は携帯をポケットに閉まって急いで例の公園に向かった
必ず来てくれる。絶対に。







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貴方「はぁ…はぁ…」




公園に着くと誰もいなかった
でももうすぐ来るかもしれない。待とう




そしてベンチに腰をかけた






貴方「懐かしいな…」





この公園でよく梅ちゃんとお芝居の練習をした
お互い絶対人気声優になってやるって毎日必死に練習してた





ずーっと一緒に頑張ってきた。
ぶっきらぼうだし、意地悪な事言うし、デリカシーないけど私が悩んでると一番に気づいてくれるし、困ってる時はさり気なく手を差し伸べてくれる





そんな人を私は簡単に傷つけてしまった




"ずっと待ってた俺が馬鹿だった"
行けないって断った私をずっと待っててくれたんだ…






貴方「梅ちゃん…」





本当にごめんなさい
どうか許して欲しい





梅ちゃんがいない毎日はこんなにもつまらないんだ









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