もっと優しくしてください江口さん！2

71 ページ24

.









貴方「はあ〜〜気持ちい〜」




夕食を食べ終えた私はお風呂に入ってます
本当は大浴場があるんだけど芸能人だからと部屋についてるバスルームで汗を流した




ハワイのホテルの大浴場入ってみたかったけど仕方ないし一人でゆっくりできると思えばここでも十分！






明日はノースショアやファーマーズマーケットに行って食べ歩きをするみたいだからしっかり休もう！
明日も楽しみだな〜





その時小窓の外からガサガサという音が聞こえた気がした
何かの動物だったり？と思って興味が湧いて覗いてみるとそこには男性が立っていた




その男性と目が合った瞬間私はタオルを巻いて外に飛び出した







貴方「いやあああああああああああ！！！！」


斉藤「はっ、え！？Aちゃん！？」





隣の部屋に入って目の前にいた誰かに飛びつくとそれは壮馬くんだった






斉藤「そんな格好でどうしたの！？」


貴方「窓の外に誰かいた…こっち見てた…！」





裸を見られたかもしれないという恥ずかしさと恐怖で身体が震え涙が溢れていた


その時梅ちゃんと江口さんが真っ先に部屋を出ていった







斉藤「梅ちゃん！江口さん！もう〜！とにかくAちゃんはこれ羽織って！」





壮馬くんが渡してくれたパーカーを羽織って残っていたメンバーで私の部屋に様子を見に行った









梅原「てめえふざけんじゃねえぞ」


男性「すいません…！」


江口「カメラ渡せよ」





梅ちゃんが私のお風呂を覗いていた男性の胸ぐらを掴んで今にも殴りかかりそうだった
江口さんも酷く怒った顔でカメラを受け取るとその場で床に投げつけて壊してしまった






江口「何でこんな事した」


男性「高く売れると思って…」





それを聞いた瞬間梅ちゃんが本当に殴りかかろうとして慌てて腕を掴んだ






貴方「梅ちゃん！もう大丈夫だから！シャッターの音聞こえなかったし見られただけだと思うから！」


梅原「そういう問題じゃねえだろ！」


貴方「大丈夫…私は大丈夫だから…！」





震えている私と騒ぎを駆けつけた大勢のスタッフさん達に気づいて我に返った梅ちゃんは私を隠すように抱きしめた









.

72→←70

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す