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.




ピピッ



その音を瞬時に聞いたのか 颯爽と現れて



「 何度? 」



『 37.8 です… 』



「 大丈夫じゃないやん… なんか食べれる?
薬飲まなあかんな、、 」



『 ゼリーなら… 食べれるかも… 』




「 ゼリー… あっ俺のあるから持ってくる 」




持ってきたのは ずっと楽しみだと言っていた
ちょっと高めの桃のゼリー。



『 それ、楽しみって… 』



申し訳なくて 体を起こそうとすると
洲崎さんは優しく微笑んで それを止めた。



「 ええから、ゆっくり食べよ 」



『 洲崎さん…うううっ… 』




「 え、ちょ なんで泣くん!? どっか痛い!? 」




彼の優しさに 気づけば涙が止まらなくなっていた。
こんなに優しい人に 迷惑かけちゃって悪いな…




「 迷惑かけて、って思ってる? 」



頭を撫でながら さっきよりも柔らかい笑顔で
私を見つめる洲崎さん。



ゆっくり首を縦に降ると 彼はちょっとだけ
またムスッとした。




「 そうやってまた言う… 迷惑なんていくらでもかけていいんやから!一応…ってか彼氏やし 」



『 洲崎さん… 』




「 あと! 泣き顔とかあんま見たくないから
早く寝て治そ…! 」





結局また泣いちゃって 洲崎さんを困らせたけど
それでも、ずっと傍にいてくれて。




この人を信じても大丈夫なんだって
好きでいてもいいんだって



ちゃんと心の底から思えた。







.




『 洲崎さん、お粥作りましたよ 』



「 …ごめんありがとう、、 」



『 風邪移しますってあれだけ言ったのに… 』



「 だって 心配やったもん… ゴホゴホッ 」





その後洲崎さんは 私の風邪を貰って
いつもより、甘えたになってた。

: 悴む手 < s.i→←: 大丈夫 < t.s



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かー - おしゃれにしたいのはわかりますがm.aみたいにするのやめてください。せめてコンビ名をいれてください (2021年4月5日 13時) (レス) id: 8249939c29 (このIDを非表示/違反報告)
月宮(プロフ) - Mさん» いえいえ(^^♪ (2021年3月20日 23時) (レス) id: fd91e2d1d7 (このIDを非表示/違反報告)
M - リクエスト応えて頂きありがとうございます! (2021年3月20日 23時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)
月宮(プロフ) - Mさん» はじめまして!リクエスト有難うございます(^^♪ 了解しました!◎ (2021年3月20日 18時) (レス) id: fd91e2d1d7 (このIDを非表示/違反報告)
M - はじめまして!見取り図リリーさんで体調不良なのを無理して収録し、夢主がその看病をするというお話が読みたいです! (2021年3月20日 17時) (レス) id: a07b54dd9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月宮 | 作成日時:2021年3月11日 22時

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