夜空に誓う (ページ4)

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母「降り出したわね・・・」

「え？？」

母「雨！！」

蓮「あ！！しゅんさ！！傘持って行かなかったから俺持ってきたよ？」

「さんきゅ」

母「もう少ししたら少しは雨やむかしら？？」

蓮「やむんじゃない？？」

母「蓮ちゃん・・・洗濯物とか大丈夫？？」

蓮「降るってわかってて外干さねぇだろ」

母「いつの間にそんな大人になったのよ」

蓮「もう俺2年も家事やってんだぞ」

「よく言うよ・・・毎朝お茶漬けだし」

母「えーー？！しゅんちゃん！体に悪いでしょ？？あんなにしょっぱいの」

蓮「いやおま！！いうな！！」

-コンコン

母「はーい」

横「失礼します！！しゅんおった！！！」

え・・・まってなんで・・・

横「診察室にスマホ忘れてる！！！」

「あ！！先生、ありがと」

横「お前にとってスマホは命綱でもあるんだ。なんかあったらすぐに助け呼ばなあかんやろ？？大事にもっとき？？あほ！！」

「あほは余計やん・・・」

母「しゅん？？感謝しなさい！！横山先生本当にすいませんありがとうございます」

横「いえ！！おかあさんもお大事に。しゅん・・・？ちゃんと話すんやで？？」

「分かってるから・・・」

ちゃんと言わないとって思うと・・・胸がどきどきしてきた・・・

母「しゅん？？どうした？？」

「え・・・？あ、いや何でもない！！俺飲み物買ってくる！！！」

母さんに心配かけたくなくて廊下に飛び出して

段々と動悸が痛みに代わっていく。

やばい薬バッグのなかやった・・・

蓮「しゅん！！」

「兄・・・ちゃん？？はぁはぁ・・・なんで？？」

蓮「お前財布も持たないで飛び出すから・・・来てみたらやっぱり発作起きてんじゃん」

「ﾊｧﾊｧッ・・・こんなん・・・発作のうちに入らんし・・・ゥッ・・・いっ」

蓮「黙って薬飲んでろ！！！」

兄ちゃんに無理やり口に薬突っ込まれておかげで発作は治まった。

蓮「大丈夫か？？」

「ん・・・」

蓮「発作久々じゃない・・・？」

「ん」

本当はこの手の発作、久々じゃない。

隠してるだけやねん・・・。

ごめんな、兄ちゃん。こんな弟で