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-駿佑
謙「しゅん!!!!おっはよ!!!」
「おぉおはよ」
クラスメイトの長尾。
こいつは中学から一緒で俺の体が弱いことは知ってる。
俺が話したくないなら詳しくは聞かないって言ってくれていまだに詳しくはまだ伝えてない。
それでも一緒にいてくれるのは長尾だけなんや
謙「授業遅れちゃうよ」
「先行ってええよ」
謙「えーーそんなさみしいこと言わんといて??一緒にいこう?」
「さんきゅ」
なんとかギリギリで教室に着いたのはええけど・・・
めっちゃ心臓バクバクでやばい
嫌やな、最近こんな早歩きしただけでこんななるなんて
その日はほとんど寝ちゃって気づいたら学校終わってて
急いで病院に向かった
看「目黒さん??目黒駿佑くん」
名前を呼ばれて診察室に入った
横「よっ!」
「よっ!ちゃうやん」
大阪に引っ越してきて小児科の時から診てくれとる横山先生。
ホンマやったらもう小児科ちゃうねんけど横山先生がそのまま俺の主治医になってくれた
横「じぁ胸の音聴くで??」
「はーい」
横「いいよ。そういやさ、蓮くんとお母さんと話したん?手術のこと」
「あーうん!!まぁ??」
横「あんま先延ばしにしたらアカンことくらい分かってるやろ??」
「分かってる・・・けど」
横「俺から話すか??」
「それは!!!いい!!俺からちゃんと話すから・・・」
別に手術したところで治らないけど・・・
内服薬をもらってから母さんの病室に向かう。
ー「蓮!!!もう少し勉強しなさい!!」
母さんの声が廊下まで響いていた
-ガラガラ
母「やだ!!しゅんちゃん!!レディの部屋に入るときはノックしなさい」
「あぁごめん」
蓮「しゅん!座れば?」
「ん」
母「しゅんちゃん、また身長伸びた??」
「いや・・・?」
母「絶対伸びたよ!!!うん!!!」
蓮「かあさん!!あんま興奮すんなって」
母「だって・・・嬉しいんだもん、蓮ちゃんとしゅんちゃんが立派な男の子になって」
蓮「泣くなよ!!年取ると涙もろくなるって本当なんだな」
母「はぁぁ??なにそれ」
言えるわけないやん・・・
蓮「そういや、検診どうだった??」
「え・・・??あぁいい感じやなって言われたで?最近めっちゃ調子ええし」
母「そうなん??よかった!!」
そんな嬉しそうにすんなよ・・・
苦しくなるやんか・・・嘘ついてることに
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作者名:うめこ | 作成日時:2022年6月1日 0時