【呪術廻戦】純愛至上主義。 (ページ10)

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９話ページ10

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「七海ーちょっと語ろうぜー」

「今勉強中です」

「いいだろ〜？ちょっとぐらい」

「あなたのちょっとはちょっとじゃないんですよ」

エアコンをつけて快適な教室で一人勉強をしていると、うっとうしい人が入ってきた。
コーラあげるからさとか言って、すでに自分で半分以上飲んでるんだから呆れたもんだ。

「はぁ･･･何を話したいんですか？」

「お！語り合う気になってくれたか！」

「相手しないとうるさいでしょ」

「七海、先輩をもっと敬いなさーい」

その言葉がそっくりそのまま自分に返ってきてることに気づいているのだろうか。
それとも庵先輩に再三言われて、バカの一つ覚えのように言っただけか。

「硝子がさ、彼女できたら何したいって聞いてきてさ。七海ならどーしたい？」

「え、なんですかそれ」

「ちなみに俺と傑はデートとか彼シャツとかいーよねって」

「私もそんな感じですよ」

なーんだつまんないのとイヤに長い脚を伸ばして天井を見上げた。
そして先輩は5秒ぐらい黙りこくってあのさと神妙そうに口を開いた。

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