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8話 ページ9
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「なに買うの?」
「母親にあげるプレゼントなんだけど、どんなのがいいかわからないから手伝ってほしいんだ」
「あーそういうことね!安心して任せたまえ!」
夏油くんは優しい笑みを浮かべると、ありがとうと一言。
罪な男だ。この笑顔でどれだけの女がときめいたことか。
「夏油くんはさ、小学生とか中学生の時はどんなだったの?」
「えーどんなかなあ。優等生ってやつではあったんじゃないかと思ってるけど」
「自分でそれ言っちゃうんだ」
「事実は変えられないだろ?」
そりゃこの性格でこの運動神経で優等生以外に落ち着く場所がない。
みんなと同じ高校に行かないとなって、さぞ寂しがられたことだろう。
「Aは?」
「私はそうだなー。勉強はできたから先生の評価はよかったよ」
「だろうね。友達もたくさんいたんじゃない?」
「それがそうでもないんだな〜」
私は今もそうだけどヲタクだから狭く深く派なのだ。
うそだあと夏油くんは笑ってるけど、友達と呼べるような子は小中合わせても二十人いないと思う。
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作者名:梅昆布茶 | 作成日時:2023年9月1日 19時