【呪術廻戦】純愛至上主義。 (ページ49)

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４８話ページ49

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「フード借りるぜ」

「えっ！？」

ごじょるは私のフードを掴むと宙に浮かび始めた。
私の体も一緒に浮いてるのかフードを掴まれてる割に首が絞められる感覚はない。
そのまま高専の建物の中で一番高い屋根まで連れてかれ下ろされる。

「･･･え、どういうこと」

「ここから夜景とか見たことないっしょ？」

「そりゃまあ、ないけど」

「結構綺麗だろ」

「･･･うん」

確かに周り中森だらけで高専から見える夜景といえば半分ホラーな石灯籠ぐらい。
東京の街の明かりを学校から見る事なんてそもそもできると思っていなかった。

「なあ」

「ん？」

「･･･今日の服、っていうか格好？･･･その、似合ってた」

･･･いや、空耳だこれは空耳。
一応念のために「えっと、なんて？」と聞き返すと背を向けたまま「今日のA、かわいかった」と。
少し投げやりにそう呟いたのが確かに聞こえた。

「待って待って！！今日のごじょる総合的に怖いんだけど！！」

「はぁぁ！？人がカワイイっつってんだから素直に受け取れバーカ！！」

「はいカッチーン！もう無理嫌い帰る」

「一人じゃ帰れねえくせにー」

「帰して！！」

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