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47話 ページ48

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「遅い」

「う、うそ・・・!あのごじょるが遅刻してないなんて・・・!!」

「はい殺しまーす」

「ごめんじゃん」



全くどうしてしまったんだ。
八時になったばっかりなのに、ごじょるは長椅子に座って脚を組んでいる。
向こうも風呂に入ったのか服は着替えていた。



「で、なーに?」

「こっち。ついてこいよ」

「え〜どっか行くの?風呂入っちゃったんだけど」

「そんな遠くはねえって」



どこに連れてかれるのやら皆目見当もつかず、パタパタと歩みを進めていると2階の空き教室の前でごじょるの足が止まる。

なんの戸惑いもなく中に入ると、鍵がかかった窓を開け放つ。
訝しげにごじょるの様子を伺っていれば窓の外に出て「来いよ」と手招きしていた。



「屋根の上乗るとかダメだよ」

「別にそんな校則ねーけど」

「校則じゃなくて常識なの」

「来いって。ビビってんのかー?」

「・・・もうっ!!」



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作者名:梅昆布茶 | 作成日時:2023年9月1日 19時

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