【呪術廻戦】純愛至上主義。 (ページ45)

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４４話ページ45

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「ねえ、ホントに何しに来たの？」

「じゃあAと話しにきた」

「じゃあ！？」

取ってつけたかのような理由にガクッとなった。
どんだけ暇を極めるとこんなよくわからない行動に出るのか私には到底理解できない。したくもない。

「あとは、ヒールらしいんで転んだらネタにしようかなと」

「うわうわうわ。外道だ」

「よせやい」

「もーなにこの人。怖すぎるんだけど」

ヒールだからと手を差し伸べてくれた夏油くんをもう少し見習ってほしい。
絶対に転んでたまるかと慎重に歩くと、ごじょるの歩みも遅くなる。

「ごじょるは中身も良ければ完璧なのに。勿体無いよ」

「すでに完璧だろーが」

「うん、外見だけね」

「中も完璧だっつーの」

見当違いな返答に思わず「どこがよ」とツッコむ。
ごじょるに寄り付く女性は基本的に見た目でキャーキャー言ってるだけでこやつ本質には踏み込んでいない。そっちの方が幸せだと思う。

「でもお前、俺の外見は完璧だと思ってんだ？」

「だってそれは否定のしようがないじゃない」

「はは〜ん、そうかそうか」

「あ、調子に乗った」

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