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42話 ページ43

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「これもらうぜ」

「おぉぉ・・・悟すごいな」

「んだよ」

「数が多いお菓子じゃなくてスイーツ取るのかと思って」

「好きなの食っていいっつったろ」

「いや別に食べていいけど」



なんとなくこういうのもあったらいいかなと思って買った5個ぐらい入ってるワッフルを一人でモクモクと食べはじめる悟。誰かに分け与えるつもりは毛頭ないのだろう。まあどうせ硝子は食べないし、それが好きな人の腹の中に入るなら気にすることでもないか。



「なんか喉かわくー」

「あ、俺も」

「・・・・・・はぁ、入れてくるよ。何がいい?」

「コーヒー」

「コーラ!」

「コーラは自分で買って」

「うわ、ちいせー男は嫌われんぞ」



私は千空じゃないからあいにくコーラを作る技術は持ち合わせていない。悟の小学生から一向に進化を遂げない煽り文句を背に三人分のコーヒーを淹れる。砂糖と牛乳でもぶち込んどけば悟も飲めるだろう。



「その言葉はそっくりそのまま悟にお返しするよ」

「俺はスペックの高さで補完してるから。補完っつーかむしろバフかかってる的な?」

「ほらそういうところに器の小ささが現れてるんじゃないのかい」

「おいおい負け惜しみか?見苦しーぞ」

「どっちもどっちじゃないの」



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作者名:梅昆布茶 | 作成日時:2023年9月1日 19時

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