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36話 ページ37
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食堂を後にして、校門の方へ向かう。
踵の高い靴は履き慣れないけど、これもあの田舎娘たちにシティーガールを見せつけるためだ。
「あれ、A?」
「うわぁ!夏油くん・・・」
階段を降りるのに必死で全然前を見ていなかった。
夏油くんは朝からコンビニにでも行ってきたのかビニル袋を手に持っている。いつも通りかっこいい。
「これからお出かけかい?」
「うん!中学の友達が遊びに来るんだ〜」
「なるほど。だからおめかししてるんだね」
いつもおしゃれな夏油くんの前だと、どうにも気恥ずかしくて下を向いてしまう。
似合ってるのかよくわからないネックレスなんかしちゃったりして今更色々心配になってきた。
「でも、あんまりこんな格好しないからなんか変かも」
「そう?私はいいと思うけど」
「え、ほんと!?」
「うん、とっても似合ってるよ」
どうしよ、嬉しすぎて地球一周できそう。顔に熱が集まるのを感じる。
化粧をしてるから多少が誤魔化しが効いてるだろうけど、それでも赤面してることは間違いない。
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作者名:梅昆布茶 | 作成日時:2023年9月1日 19時