【呪術廻戦】純愛至上主義。 (ページ35)

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３４話ページ35

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「このダッツ誰買ったかわかる？」

「んー？あ、たしかごじょるが買ってたと思う」

「アイツかよー。めんどくさいんだよなー」

私の学年にはちょっと変わった決め事がある。
それが共有の冷蔵庫に入れる場合名前を書いていない限り勝手に食べられても仕方ないというもの。

「でもごじょるもしょっちゅう人のもん勝手に食べてるし良いんじゃない？」

「すぐブー垂れるじゃん。･･･ま、いっか。名前を書かないアイツが悪い」

「変わり身クイーン流石っす」

ごじょるは確かに自分のが無くなってるとすごい拗ねる。
しかし、元を辿ればごじょるが夏油くんの買ったスイーツを勝手に食べてその仕返しにごじょるのプリンを頂戴したら、軽く戦争が起きたことでこんな取り決めが成されたのだ。

「Aも一口どーぞ」

「ありがと･･･ん〜！人の金で食べるアイス最高！」

「うんま〜！ゴチでーす」

「ん？あードンマイです」

硝子が私の後方に手を振るから何事かと思えばごじょるがちょうど入ってきてた。
”名前書き忘れてた･･･”とただでさえ白い顔を蒼白させて口をぱくぱくしててちょっと同情してしまった。

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