【呪術廻戦】純愛至上主義。 (ページ32)

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３１話ページ32

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「や〜。めんこいヒヨっ子や〜い」

「あ、歌姫先輩！お疲れ様です」

「どうも〜」

休憩スペースでいつも通り硝子と語りあっていると歌姫先輩がやってきた。服が粋なお姉さんだ。
お茶を買って私の隣に腰を下ろす。一つ一つの所作に育ちの良さが感じられてなんとも心地いい。

「ねーねーあらぬ噂を聞いたんだけど」

「ほう、なんでしょう？」

「河井Aちゃんよ。ちみ夏油が好きなんだって？」

「うぇ！？そ、それ一体どこで」

「灰原が七海と喋ってたのがたまたま聞こえて」

”この夏油先輩めっちゃかっこよくない！？河井先輩にも送ってあげよ〜”と言っているのがたまたま偶然なんの巡り合わせか聞こえてしまったらしい。まあ別に歌姫先輩にバレるぐらいなんとも思わないけど。

「先輩も推理力が高いっすね〜」

「あれあれ、あたし当たってる？」

「大当たりです」

「なんでAちゃまはあんなかろうじて人の形を保ったクズのことが好きになってしまったの」

「随分な言いようじゃないですか！夏油くんはカッコイイし優しいし完璧です！」

「フォぉぉ！恋は盲目とはこのことか･･･」

硝子も”ですよね〜”なんて言っちゃってひどいもんだ。数少ない玉のキズすら魅力的だというのに。

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