27話 ページ28
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「お前ら朝から何やってんだ!!・・・って一人たりないな。A、硝子どうした?」
「え、私?知りませんよ。教室まで一人でしたから」
「俺も一番乗りだから知らねー」
「私も会ってないな」
ドンチャン騒ぎの中、夜蛾先生が教壇に立つ。言われてみれば硝子が来ていない。
寝坊でもしちゃったのかと思って電話をかけてみる。
『もしもし〜』
「硝子、もう授業始まるよー」
『あ、もうそんな時間か。先生来てたりする?』
「うん。さっき来たばっかり」
『あちゃ〜。今すぐ行くから見逃してくれって伝えといて』
「りょーかい。・・・すぐ来るから見逃してほしいとのことです」
「ったく往生際の悪いやつだ」
先生も見た目にそぐわず優しいから10分ぐらいなら許してくれる。
そして硝子も宣言通り割とすぐ教室にきた。
「寝坊?」
「んーん。仕込み」
「え、何してたの?」
「秘密ー」
手でグーをしながら”任せとけ”と笑う硝子が最高に可愛くてドキッとしてしまう。
私が男子だったから今ので確実に惚れていた。
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作者名:梅昆布茶 | 作成日時:2023年9月1日 19時