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２４話（一年前） ページ25
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いつも通り適当にいなそうとした途端、これはもしや私の方が幼稚なんじゃないかという最悪な思考がスライディングシュートかましてきやがって、なんやかんやカクカクシカジカあって想定以上に話し込んでしまった。２時間ぐらい。
「これ写ってる？」
「貸せチビ。俺が撮ってやる」
「そういうところだっつってんの！」
「そんな怒んなよ。禿げるぞ」
こんなに壁が取り払われるのは流石に不測で、補助監督の先生も狐につままれたような顔をしていた。
「あれー五条と仲直りしたの？」
「別に喧嘩もしてなかったんだけどね。なんやかんやあって」
「ふーん。よかったじゃん」
「よかったのかな」
硝子も夏油くんもすぐに気づいたみたいで声をかけてきた。もしかしたら前々から気にしてくれてたのかもしれない。
「これで悟が拗ねることもなくなりそうだね」
「ほんとだよ。めんどくさい」
「どうしたの？」
「なんでもなーい」
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作者名：梅昆布茶 | 作成日時：2023年9月1日 19時
