2話 ページ3
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私が夏油くんを好きになった理由は至極単純だった。ズバリ、優しい・イケメン・強い。
硝子には絶対無理だと言われてしまったけど、何もアクションを起こさずに諦めるほどこの思いは軽くない。
「はぁ〜、かっこい・・・」
「わかります!!夏油さんはやっぱ最高だな〜!」
「君も彼の良さがわかるのかい、灰原氏」
「当然ですよ!あんなにすごい人、悪いところを見つける方が至難の業です!」
私の隣に座る灰原氏は平たくいうと夏油くんヲタク。
彼は夏油くんのいろんな写真を持っているから時々お裾分けしてもらっている。
「ねえねえ灰原氏」
「なんですか?」
「灰原氏から見た夏油くんってどんな人?えっと、女の子関係とか」
そうですねえとひとしきり考えた末に、穏やかな光源氏?という回答に至ったそうだ。
自分でも顔が歪んだのがわかる。光源氏なんて日本を代表するプレイボーイじゃないか。
「みんなの人気者で才色兼備なところは似てますよね!でも誰彼構わず手を出してる印象はないので穏やかな光源氏です」
「ほぉぉぉ!!なるほど、そういうことね!そうだよね、うんうん」
「ですです」
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作者名:梅昆布茶 | 作成日時:2023年9月1日 19時