【呪術廻戦】純愛至上主義。 (ページ14)

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１３話ページ14

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「だって、それ･･･」

私が指をさした先には襲い掛かろうとしていた呪霊に噛み付く夏油くんの呪霊にブッスリ刺さってる私の呪具があった。

「こんなのどうだっていいさ。私はAが無事で良かったよ」

「へっ！？あ、えっと、」

「アレも咄嗟に出したから弱い奴だったし」

「そ、そっか！いやーすまんことをした！アハハ･･･」

いつまでも呪具に貫かれてるのは可哀想だから引き抜くと、２体の呪霊はシューっと消えてしまった。

「さ･･･の･･･かな」

「え、なんか言った？」

「いや、なんでもないよ」

「それが一番気になるんだけどー！！」

こんな静かな帳の中、私たち以外の声が聞こえるなんてあり得ない。
絶対何か言ったはずの夏油くんは適当にはぐらかして先に歩いて行ってしまった。

「さ、行こう。たぶん車待ってるよ」

「あー！ちょっと待って！」

「買い物手伝ってくれるんだろー？」

持ち前の長い脚でスタスタと出ていく夏油くんもなんだかカッコよく見えて私も早足で追いかけた。

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