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epilogue 2 ページ3




ーーーー放課後。

いつもなら由美恵と帰宅をする予定だったはずが、由美恵が今日はお母さんが車で迎えに来て、そのままおばあちゃん家に行くとかなんとか。

「送っていくか?」と聞かれたけど、今日は自転車で学校へ来たので、送っていってもらうと、自転車を置いていかなくてはいけなくなる。
ってことは、明日の朝は明日早く起きてバスで学校へ行かなきゃいけない。

ちょっと面倒くさい。

だから、由美恵の優しいお気持ちはお断りした。

時間は15時25分。

学校の自転車置き場に向かいながら、自転車の鍵を探す。
スクールバックに放り込んだ朝の記憶を辿りながら、お弁当やら筆箱やら財布やらの入った、決して綺麗とは言えないスクールバッグの中を漁る。



「・・・あれ・・・ここに・・・・」



入れたはずなのに。
独り言をぶつぶつ呟きながら、バックに手を突っ込み漁りながら歩き続ける。
おじいちゃんから貰った、黒い犬の「クロスケ」のキーホルダーがついた鍵。
2分くらい探したけど、結局、鍵は見つからず、自転車置き場の前でしゃがみ込み、バッグの中身を丁寧に探す。



「いやいや・・・落とすわけないって・・・・盗まれるわけも・・・・」

「邪魔」



私の独り言を遮るように、一つの尖った声が心臓を刺した。

確かにこんなところでしゃがみ込んでいるのは、邪魔以外に他はない。
びっくりしたのと、怖い先輩だったらどうしようと思ったその焦りから、私の肩は高く上がった。



「ご、ごめんなさい」



その場ですぐに立ち上がり、下を視線にやりながら謝罪。
反省というか、怖いからとりあえずの謝罪だった。



「・・・・」

「・・・・?」



何も言わないから、思わず顔を上げる。







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シルビア★姉貴 - もし良ければ…合作しませんか?? (2月27日 12時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅子 | 作成日時:2023年12月28日 16時

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