〝うめきた〟って何ですか？【梅原裕一郎】 (ページ25)

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おやすみーページ25

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「…よし、終わったよ！」

もう少しだけ触っていたい気持ちはあるけど、
きっぱりとやめなきゃという気持ちが勝って、しぶしぶドライヤーのスイッチを切る

「ありがと」

「どういたしましてー」

時刻は23時半くらい。
明日も朝から仕事があるのでもうそろそろ寝る
時間。

「じゃあ梅原おやすみー」

ソファーに座り梅原に手を振る。

「…やっぱり俺がソファーで寝る。お前は俺のベッド使え」

「え！いや、悪いよ！梅原は梅原のベッドがあるでしょ？私はソファーがいいの！
いきなり泊まるとか言ってきた責任もあるし」

「あのな、客にソファーで寝かせるか？普通。
俺がソファーでいいって言ってんだからお前はベッドで寝ろ」

「じゃあ、一緒にベッドで寝よう！」

・

どうしてこうなった。

隣の北森は超熟睡。ベッドに入って5分くらいだ。

北森の隣の俺は目がバキバキで全然寝れない。

ドクドクドクと心臓がやけに速く動くし。
身体は謎に硬直している。

…緊張、しているのか。

逆にしないほうがおかしい。
そうだ北森、お前がおかしい。

これも〝友達〟だからなのか。

だとしても近すぎじゃね？

西山が本気で来たらどうするつもりだよ。

少なくとも最近はお前のこと俺は友達だとは1ミリも思ってない。

まったくもって。

早く友達以上になりたい。
そうしたら自然に寝れるはず。

そう思いながら俺はゆっくり瞳を閉じた。