カレカノごっこ3【梅原裕一郎】

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貴方「裕一郎くん！ごめん、お待たせっ」


梅原「お疲れ」








スタジオを出ると裕一郎くんが待ってくれていた
当たり前のように手を重ねてくれてそんな動作にもいちいちドキドキしてしまう








貴方「それでね、」


梅原「…」


貴方「…裕一郎くん何かあった？」








さっきからずっと上の空。怒ってる…訳ではなさそう？
裕一郎くんは私の言葉にピタッと止まると少し考えてから私に向き直って真っ直ぐ見つめて口を開いた








梅原「モデルやって欲しくない」


貴方「どうして？？」


梅原「…どうしても」


貴方「？」








裕一郎くんはどうしてそんなに嫌がるんだろう
私がモデルをすると何か嫌な事でもあるんだろうか








貴方「あのね、私今すっごく楽しいんだ。それに嫌な自分を変えられるチャンスかもしれない。だから最後まで頑張ってみたいな…」


梅原「…わかった。もうやめて欲しいとか言わない、ちゃんと応援する」


貴方「裕一郎くん…！ありがとう！」








裕一郎くんはまだちょっと納得いっていないような顔をしていたけど私の頭を優しく撫でてくれた

キョロキョロと高めの段差が無いか探してすぐ近くにあった段差の上に立って裕一郎くんを手招きした








梅原「なに？」


貴方「も、もうちょっと近く…」


梅原「？」








不思議そうに私の前に来てくれた裕一郎くんに触れるだけのキスをした









梅原「！」


貴方「…裕一郎くんに綺麗って思って貰えるように頑張るね！」


梅原「…おう」








裕一郎くんは少し照れくさそうにしながら私に手を差し出した








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