カレカノごっこ3【梅原裕一郎】

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「日辻さん！」






楽屋へ向かって歩いていると前から歩いてきたスタッフさんに話しかけられた
話した事ないし男性だから少し緊張してしまう…







貴方「は、はい、何か…？」


「あ、いや、最近凄く綺麗になったなって！」


貴方「えっ、そうですか？」








何を言われるのか怖くてビクビクしていたけど急に褒められて嬉しくなり今度は笑顔で彼に目を合わせた








「うん！前と全然雰囲気違くてビックリだよ」


貴方「嬉しいです…！ありがとうございます！」


「でさ、もし良かったら今日……ヒッ！」


貴方「え？」


「あ、いや、なんでもない！じゃあ！」


貴方「？」








スタッフさんは何かに怯えたような顔をして去っていった

どうしたんだろ急に
怖い物でも見たような顔して









梅原「ヒツジ」


貴方「裕一郎くん！宏ちゃん！」







名前を呼ばれて振り返ると裕一郎くんと宏ちゃんがすぐ後ろにいた








西山「Aもここのスタジオなんだ」


貴方「うん！A棟だよ、宏ちゃん達は？」


梅原「俺らはC棟」


貴方「そっか、じゃあ反対方向だね」








あれ、反対方向なのになんでここにいるの？
ってそんな事よりそろそろ行かなきゃ！









貴方「ごめん、もう行かなきゃ！2人とも頑張ってね！」


西山「うん、Aもね！」








2人に手を振って歩き出そうとした時手を掴まれて振り返ると裕一郎くんが私の手を握っていた
どうしたのかと思い見つめていると指を絡められどこか寂しげな表情をしていた









貴方「裕一郎くん…？どうかした？」


梅原「………終わったら迎えに行くから連絡して」


貴方「うん、わかった！」







笑顔で答えるとスルリと手が解けてもう一度2人に手を振り治して現場へ急いだ









西山「……睨みすぎ。スタッフさん怖がってたよ」


梅原「わざとだわ」


西山「こうなるのわかってたからモデルやらせたくなかったんだ〜」


梅原「…」


西山「これから大変だね〜？？？？？？」


梅原「…………チッ」









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