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貴方「ゆ、裕一郎くん待って!」
スタスタと歩く裕一郎くんは小幅な私からしたら大変で早歩きで着いて行くと軽くつまづいてしまった
転びはしなかったけどバランスを立て直して顔をあげると裕一郎くんが目の前にいて私に手を差し出してくれた
嬉しくなって笑顔で自分の手を重ねると指を絡ませて包み込むように優しく握ってくれた
無言で歩きだす裕一郎くんに着いて行くと今度は私の歩幅に合わせてくれた
貴方「……ね、ねえ裕一郎くん「やだ」…まだ何も言ってないよ」
いつどのタイミングで一目惚れしたのか聞こうとしたら先に断られてしまった
梅原「絶対教えない」
貴方「ど、どうして!私は教えたのにズルいよ〜!」
どうしても聞きたくて意地になって裕一郎くんの手を引っ張り前に進めないようにした
我ながら子供か、と思ったけどどうしても気になる
だってあの裕一郎くんが私に一目惚れなんてそんな…
梅原「……………はぁ……電車の中で痴漢から助けた時」
貴方「う、うそ…!なんで、だって私の事知らなかったんじゃ」
梅原「そん時は好きっていうかただ単に可愛いと思っただけ。西山に飲みに誘われて再会した時本気で好きになった」
貴方「え、え、え、でも裕一郎くん " 俺の事好きな女が嫌いだから俺の事好きになるな " って言ったよね!?」
梅原「嘘に決まってんだろ」
嘘!?!?!?
な、なんでそんな嘘なんか…!
私が混乱していると裕一郎くんが顔を近づけてニッコリと怪しく微笑んだ
梅原「俺さ〜、Aの泣きそうな顔すげえ好きなんだよね」
貴方「…………………はい?」
この人は笑顔で一体何を言ってるの
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はっとり(プロフ) - umeさん» ume様、コメントありがとうございます!続き頑張りますね! (2021年2月7日 21時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - チーズケーキさん» チーズケーキ様、コメントありがとうございます!嬉しいです!これからも頑張ります! (2021年2月7日 21時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - サチさん» サチ様、コメントありがとうございます!頑張ります(´˘`*) (2021年2月7日 21時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
ume - おお!急展開!続きが気になります! (2021年2月7日 14時) (レス) id: cebc7a01dc (このIDを非表示/違反報告)
チーズケーキ - いつも読ませていただいてます 今後どうなるのか気になって仕方がないです! これからも応援してます! (2021年2月7日 10時) (レス) id: b2d4c079dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっとり | 作成日時:2021年1月28日 11時