カレカノごっこ3【梅原裕一郎】

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貴方「あ、あの…なんで私なんですか？」






裕一郎くんの背中からひょっこり顔を出して聞くと目を輝かせたお姉さんが口を開いた





恵「この前裕一郎の携帯の待ち受け見たらヒツジちゃんが写ってて見た瞬間今回の新商品のメイクにピッタリな顔だと思ったの！！」


貴方「ま、待ち受け…？」


梅原「…」


貴方「…！」







お姉さんの思わぬ発言に驚いて裕一郎くんの顔を見上げるとそっぽを向かれてしまった
裕一郎くん待ち受け私の写真なんだ…！
恥ずかしいけど嬉しい…っ







恵「で、誰だか問い詰めたら彼女だって言うから今回の話を持ち出したんだけど何度お願いしても許可してくれないからもう直接来ちゃったってわけ！」


貴方「な、なるほど？」


恵「どう！？興味ない！？」


貴方「やってみたい気持ちもあるんですけど…」


恵「本当！？なら挑戦してみない！？」


梅原「ダメ」


恵「もー！あんたは黙ってて！」








裕一郎くんがあんなに嫌がるならお姉さんには申し訳無いけど断ろう。







梅原「ヒツジにモデルなんて無理だから」





……………………………………えっ







西山「そんなのやってみないとわかんないよ」


江口「そうだよ！」


梅原「やらなくてもわかる。無理だから。ていうか絶対にやらせないし」








なにそれ…
私には無理だって最初から決めつけて…
そんなの裕一郎くんにはわからないじゃん！








梅原「そういう事だから。姉貴はもう帰れ」


貴方「やります」


梅原「………は？」


貴方「私、CMのモデル挑戦します！！！」


恵「本当！？ありがとう〜！！」


梅原「…」


恵「さっそく今日打ち合わせしたいんだけど仕事終わった後予定空いてるかな？」


貴方「はい！」


恵「じゃあ19時にここの店で！よろしくね！」








お姉さんは私に電話番号と店の名前を書いたメモを渡すとルンルン気分で帰って行った







西山「凄いじゃん〜！！」


江口「頑張れ！！応援してるよ！」


貴方「うん！ありがとう！」






宏ちゃん達が祝ってくれる中物凄い視線と圧を感じてゆっくり振り向くと裕一郎くんが怖い顔で睨んでいたけどプイッとそっぽを向いて端の席に座り台本を取りだした








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