カレカノごっこ3【梅原裕一郎】

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「ねえ！梅原さんと日辻さんって本当は付き合ってなかったらしいよ！」


「聞いた！やっぱりそうだったんだ！」


「うっそチャンスじゃん！」


「ご飯でも誘っちゃう？」







「梅原さん！良かったらこれどうぞ！」


梅原「…」


「梅原さん！良かったら今夜…」


梅原「…」


「梅原さん！連絡先交換しませんか？」


梅原「…」









あれから私と裕一郎くんが嘘の恋人だったと知れ渡り裕一郎くんは前のように沢山の人にアプローチされるようになった








花江「フリーだと知った途端モテてますね〜」


江口「相変わらずガン無視だけどね笑」


貴方「…」







そもそも裕一郎くんとの会話を桃花ちゃんに聞かれてしまった事が問題だった
私がそんなヘマをしなければ裕一郎くんに迷惑をかけることなんてなかった

彼女のフリもまともにできないなんて…




私が俯いていると頭に手が置かれて顔を上げると宏ちゃんが優しい表情で頭を撫でてくれていた








貴方「宏ちゃん…」

西山「大丈夫だよ」







私は女性に囲まれている裕一郎くんに話しかける勇気なんてなかった

その時扉が開いて桃花ちゃんが入ってきた








桃花「裕一郎さーーーん！！！」


貴方「っ…」







桃花ちゃんは入るなり裕一郎くんに飛びついた
その時一瞬私を見て笑った

桃花ちゃんは周りに女性がいようと気にせず自分の気持ちに正直だ
私とは大違い









桃花「私を彼女役にしてくれる話考えてくれました？」


梅原「…」








裕一郎くんは桃花ちゃんの言葉を無視して立ち上がった
楽屋を出ていこうとした時桃花ちゃんが裕一郎くんの腕を引っ張り顔を近づけた








貴方「…！」








それを見たら体が勝手に動いていた








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