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私を慰めようとして江口さん達がご飯に誘ってくれて全てを話した
4年前に裕一郎くんに助けられた事、彼女のフリを頼まれた事、私が裕一郎くんを好きだという事。
全てを打ち明けた
江口「そういう事だったんだ…」
貴方「今までずっと隠しててすみませんでした…」
江口「しょうがないよ!気にしないでいいから」
花江「宏太朗はわかるけどまさか壮馬くんも知ってたなんてね」
斉藤「うん、話の流れで」
皆に本当の事を伝えておくべきだった
いくら裕一郎くんの為とはいえ結果的に皆を騙す事になってしまった
江口「そんなことより…いいの?梅ちゃんの事好きなんだよね?」
貴方「でも、裕一郎くんは自分の事を好きな人が嫌いって言ってたので…仕方ないんです」
花江「あ〜梅ちゃんならそんな事言いそう」
江口「でもヒツジちゃんの事好きになってるかもよ?」
貴方「そんな…ありえません。私なんて…」
西山「ていうかさ〜…好きじゃなかったらキスなんてしないでしょ」
貴方「でも、完璧に演じて貰わないと困るって言ってたから…」
裕一郎くんはただ私が丁度良かっただけなんだよ
たまたまあそこに私がいたから私を彼女役にしただけ
西山「A、本当にこのままでいいの?」
貴方「…」
西山「変わるんじゃなかったの?」
変わりたかった…
でも私には無理な事だったんだよ
やっぱり私は1人じゃ何も出来なくていつも怖がっててダメダメなままだ
西山「A!いつまでも自分の気持ちに嘘ついて逃げちゃダメだよ!」
貴方「宏ちゃん…で、でも私なんて…」
西山「その私なんて、って思うのやめよう?誰もAの事そんな風に思ってないよ。Aは自分が思ってる以上に優しくて思いやりのある子だよ。僕が台本盗られそうになった時も1人で取り返そうとしてたじゃん」
江口「宏太朗の言う通りだよ。もっと自分に自信持っていいんだよ」
花江「もっと自分の気持ちに素直になろう?」
自分の気持ちに素直か…
裕一郎くんは私が裕一郎くんの事を好きだと知ればきっと幻滅するだろう
でもだからっていつまでもこの気持ちを隠して自分の気持ちに嘘ついて…なんになるんだろう
変わりたい。なにより裕一郎くんにちゃんと気持ちをぶつけてみたい
貴方「ありがとうございます…私…頑張ります…っ」
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はっとり(プロフ) - umeさん» ume様、コメントありがとうございます!続き頑張りますね! (2021年2月7日 21時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - チーズケーキさん» チーズケーキ様、コメントありがとうございます!嬉しいです!これからも頑張ります! (2021年2月7日 21時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - サチさん» サチ様、コメントありがとうございます!頑張ります(´˘`*) (2021年2月7日 21時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
ume - おお!急展開!続きが気になります! (2021年2月7日 14時) (レス) id: cebc7a01dc (このIDを非表示/違反報告)
チーズケーキ - いつも読ませていただいてます 今後どうなるのか気になって仕方がないです! これからも応援してます! (2021年2月7日 10時) (レス) id: b2d4c079dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっとり | 作成日時:2021年1月28日 11時