お兄ちゃんの後輩と先輩の妹【ハイキュー】 (ページ29)

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28話ページ29

クリスマスまであと一週間｡東京の街はイルミネーションなどでキラキラ輝いていた｡

今は赤葦さんと2人帰り道｡私はずっと言おうとしてたことを口にした

『赤葦さんクリスマス予定ありますか？』

25日は部活は無かったはず

赤「無いよ」

『もしよかったら､一緒に出かけませんか？』

前に一度お兄ちゃんの誕生日の時買い物に付き合ってもらったけど､付き合ってからは部活などが忙しく2人で出かけていなかったのだ｡
せっかくのクリスマスだから私は勇気を出して赤葦さんを誘ってみた

赤「いいね」

『やった』

勇気出して言ってよかったぁ

赤「そーいえば何気に初デートだね」

『で､デート…』

なんだかまだ慣れない言葉に照れてしまう｡

赤「ハハ顔真っ赤｡楽しみだね"デート"」

『っ…赤葦さん分かって言ってますよね⁉︎』

赤「ん?何の事？」

『もー!』

たまに赤葦さんはドSなのかと思うときある｡でもそんな赤葦さんにいつも私はドキドキさせられているのだ

クリスマス当日

私は昨日の晩から服を決めて準備万端｡そろそろ出かける時間だ

兎「Aどっか行くのか？」

『うん‼︎赤葦さんとデート!ふふ､いいでしょ』

兎「俺も行きてー」

『絶対だめー』

兎「じゃあお土産頼むぞ」

『覚えてたらね｡じゃ､いってきまーす』

私はルンルンなスキップで家を出た｡待ち合わせ場所に行くと赤葦さんはもう来ていた｡

『待たせてすいません』

赤「俺も今来たとこ」

やっぱり赤葦さんの私服久しぶりに見ると大人っぽくてカッコいい…

赤「？俺の顔に何か付いてる？」

『い､いえ付いてないですけど…』

私そんなジロジロ見てたかなぁ？

赤「じゃ行こっか」

グイッ

『えっ』

私は右手を赤葦さんに引っ張られた。赤葦さんと手を繋いでると気付くのに5秒くらいかかった

『っ…///』

赤「こっちの方があったかいでしょ」

『…はい///』

赤葦さんの大きくてちょっとゴツゴツしてるけど凄く綺麗な手に包まれて､私の手は凄く暖かかった｡手から熱が伝わって全身が熱い

赤「照れてる､かわい」

『可愛くないです‼︎もー揶揄わないでくださいよ!』

赤「ごめん､ごめん｡Aが可愛くてつい」

それからわたし達はショッピングなどをして過ごした