誰よりも優しいあなた【Yuta.J】 (ページ8)

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あなたside

疲れて寝てしまって起きた頃にはもう10時半だった

うわぁ…今から飲みに行ったら明日起きれるかなぁ…

でもなぁ飲みたいしなぁ

二杯ぐらい飲んで帰ればいいっか

スーツのまんま寝てしまってたので、スーツをハンガーにかけて、ラフな格好に着替えてホテルを出た

するとメンバーがちょうど帰ってきた

平『あ、一条さん！』

一条『みんなでご飯行ってきたんですか？』

岸『はい。今からどこ行くんですか？』

一条『寝ちゃってて、今から軽くご飯食べに行きます。ではゆっくりしてくださいね。明日も早いので』

メンバーとわかれて、ホテルを後にした

名古屋ゆーてもあんまり分からないんだよねぇ
どーしたもんかなぁ

『こんな時間に1人じゃ危ないっすよ？』

えっ？

振り返ると神宮寺さんがいた

一条『何してるんですか？』

神『女の人1人でこんな暗いとこ行かせられないっすから。俺が名古屋案内します。ほらいきましょ！』

神宮寺さんは私の手首を掴んで歩き出した

男の人に免疫がない私だからかな
ドキドキが止まらない

連れてこられたのはカレー屋さんだった

カレー？

神『俺の実家です』

一条『え？』

神『お母さんのカレー屋さんなんですここ』

一条『そうなんですね』

神『めっちゃうまいっすからどうっすか？俺もお母さん会いたいし』

そんなのはいしか言えない

カランコロン♪

『いらっしゃい…勇太…』

神『ただいま』

一条『お邪魔します…』

『そちらは？』

神『俺らのデビューしてからずっとマネージャーしてくれてる一条さん』

『息子がお世話なってます^ ^』

神宮寺さんのお母さんはどことなく似てて、優しい笑顔はなんでも包み込んでくれそうだった

神『お母さん、カレー作ってくれない？まだご飯食べてなくてさ。』

『食べてても食べてなくても作るつもりよ』

なんかいいなぁ…こーゆう会話…

神『ここ座ってください！』

神宮寺さんに椅子をひかれた