誰よりも優しいあなた【Yuta.J】 (ページ36)

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神宮寺side

廉と紫耀にも事情を話してタクシーに乗り込んだ

早く着いてくれ…

廉と紫耀は自分の手をギュッと握りしめてた

神『廉、紫耀。』

廉『うん？』

神『もう覚悟はあるの？』

この2人に覚悟があるなら俺は世間に公表してもいいんじゃないかなって思ってる

もう5年だし

人気も安定してきてるし

まぁこれを出すことによって下がるのは目に見えてるよ？
そりゃあKing & Princeでも中心にいる2人だもん

でもそれ以上に2人には失って欲しくないから

平『俺はそのつもりやで？』

廉『当たり前やろ笑』

大切な人がいるってこんなに人を強くするんだね

2人ともケータイのロック画面美桜ちゃんとAちゃんの写真だし

それ見つめて優しい顔してた

俺も2人のためにも守ってあげなきゃいけない人がいる

嵐山までタクシーで行ってもらい、どこかわからなかったけど反射的にこっちな気がしたから行くと

Aちゃんと美桜ちゃんがいた

廉『A』

平『美桜っ！』

神『一条さんは？』

A『向こう行っててって言われて、あそこにいるの一条さん。、ごめんなさい。ほんとに』

廉『謝る理由ないやん。2人ここいとけよ？来たあかんで』

俺ら3人は一条さんのところに向かった

一条さんと話しているのは目つきがすごく悪い女だった

廉『なにしてんすか？』

一条さんは振り返った
その顔からはなにも感じ取れなかった

ただただ深刻そうな顔

どーせ私のせいとか思ってるんでしょうけど

一条『皆さん。なにも話さないでくださいね…』

廉『すんません。なんぼ条さんの頼みでも今日は聞かないっすわ』

神『俺らにも説明してくれないかな？』

その女の目を見て言った

『ふっ…いつも助けてもらってるんだすぐに。自分一人で解決もできないから。だからこんな写真まで撮られるんだよ？』

一条『何とでも言えばいいです』

『あんたが辞めてくれたらこの写真バラまかないって言ってるじゃん？辞めれば済む話よ？』

神『は？』

『それならスキャンダルにもならなくて済むよ？分かる？言ってる意味。やめない選択肢あると思う？一択だからね？』

廉『辞めんくていいっすよ。一条さん。あのさ、さっきから聞いてたら言いたいように言ってっけど、あんた誰？』

『キンプリのファンに過ぎないけど？』

何でこんなこと