誰よりも優しいあなた【Yuta.J】 (ページ35)

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あなたside

Aさんと美桜さんと川辺に座っていたら私の肩を誰かに叩かれた

振り返ると2人組の女の人がいた

一条『なにかご用ですか？』

『あんたKing & Princeのマネージャーさん？』

えっ…？

一条『違いますけど』

『これあんたでしょ？さっき京都駅』

そこに写っていたのはキンプリの面々と私だった

『まぁべつにあんたはいいんだよ。それよりそこの2人』

えっ…

その瞬間冷汗が止まらなかった

『廉くんと紫耀くんの彼女でしょ？』

2人は目を見開いてた

『これ写ってんのあんた達でしょ？』

Aさんが話そうとしたけど、私はそうはさせなかった

Aさんの手を掴んであっちへ行ってたと合図した

『逃げるってことは認めるんだ～なんであんたらなの？意味わかんないんだけど』

一条『なにが目的ですか』

『えぇ～？そりゃああの2人別れてもらって、あんたにもマネージャー辞めてもらう？かな？あんたも男目的なんでしょ？マネージャーやってんの』

一条『なんとでも言ってください』

『この写真ばらまいたらどーなるかしら？マネージャー辞めるならこの写真あなたにあげる。データもね？辞めないならこれ世間にばらまく。そーなったらどーなるかしら？』

一条『そーなったらあなたも困るんじゃないですか？King & Princeのスキャンダルなんて記者がほっときません。ブーイングもたくさんあるでしょう。活動も少し休まなければならないかもしれません』

『メンバーよりあの女達の方がバッシングされると思うけど？キンプリのバッシングなんてきっと大したことないわ』

あの2人はなにも傷つく必要はないの

私の注意不足だった

どうしたらいい…

『2人どこ言ったの？さっさと会わせなさいよ。あの2人と話があるのよ』

一条『言いません。会わせません』

『強気な態度どこまで続くかなぁ？』

女はニヤリと笑った

この人の情報網はすごいと思う

女は沈黙の間もずっと不気味な笑みを浮かべていた

すると…

『なにやってんすか…』

振り返ると永瀬さん。平野さん。神宮寺さんがいた

一条『皆さん。なにも話さないでくださいね…』

廉『すんません。なんぼ条さんの頼みでも今日は聞かないっすわ』

神『俺らにも説明してくれないかな？』

神宮寺さんは女に冷たい視線のまま問いかけた