誰よりも優しいあなた【Yuta.J】 (ページ25)

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あなたside

オフが終わってまた仕事が始まる

オフって休むものなのになんか疲れた気がした

事務所に行くとまだ誰も来てなかった

今日はメンバーはお仕事ないから会うこともない

ホワイトボードに昨日話された内容書いてあった

【25日京都 14時から

現地入り前日 18時までにチェックイン】

よりによってなんで25日…

京都…

どうしよ…

ガチャ

一条『おはようございます』

主任だった

主『おう、おはよう。25日大事な撮影だからしっかりしてくれよ？今日やること山積みだからさっさと用意してやらないと帰れないぞ？笑』

一条『はい』

仕事山積みっていつもだし

わたしだけ配分おかしいほんとに

文句言ったところで何も変わらないから言わないけど

その日は何もなく仕事が進んでいった

ふと時計を見ると21時

こんなの終わるわけないじゃん…

プルルルル

誰だろ

【永瀬廉】

えっ？

意外すぎて声でた

一条『はい。もしもし』

廉『条さん。家にたぶん条さんのお父さん？らしき人来たんすけど…』

え？

一条『えっ？』

どうして…？

廉『どうしたらいいっすか』

一条『行きます。』

ブチっ

電話を切って車を走らせみんなの家まで行った

ガチャ

一条『お父さん』

『A久しぶりだな』

一斉にみんながわたしの方を見た
永瀬さんなんて目出るんじゃないかなってくらい開いてる

神宮寺さんは違う方見てるけど

一条『何しに来たの。なんでここ』

『お前の家行っても留守だし、事務所行ったけど関係者以外は入れないし、調べてここ来たんだよ。そーしたらお前来ると思って』

一条『わたしの家来て。話すならここじゃなくていいでしょ』

『ちょうどいい。ここで。皆さんにも聞いてもらおうじゃないか』

お父さんはソファから立ってみんなの方を見た