誰よりも優しいあなた【Yuta.J】 (ページ13)

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神宮寺side

明らかに体調悪いのなんか、挨拶した時点でわかった

だけどあんまり心配しても怒るの分かってるから様子だけ見てた

でも海人が何度呼びかけてもぼーっとして、やっと気づいたと思ったら顔は真っ青だった

主任のとこへ行こうとする足取りはフラフラだった

倒れそうになった時

神『一条さん！！！』

もう勝手に体が動いていてその瞬間俺の腕の中には一条さんがいた

怪我してないよね…？

よかったぁ…

海『神っ！大丈夫？…一条さんは…？俺が寄り添えばよかったね…1番近くにいたのに』

神『疲れてるんだと思うよ。医務室どこだっけ。』

海人の横には静かに岸くんがいて、背中をさすってた

こーゆう時の岸くん頼りになるんだよね

静かに眠ってる一条さん

頑張りすぎだよ…

他のマネージャーさんも来た

マ『神宮寺さん怪我ないですか？』

神『大丈夫です。医務室運びます。案内してくれますか』

マ『いや神宮寺さんは仕事戻ってください。運んどきますから』

そんなマネージャーの話を素直に聞けなかった

知ってんだよ？
他のマネージャーさん達一条さんのこと良く思ってないでしょ？

いつも悪口聞こえてんだよね

そしてヒソヒソと声が聞こえた

『体調悪いなら早く言えよな』
『悲劇のヒロインかよ笑』
『いつも主任怒られてるしなぁ笑』
『雑用しすぎて壊れたんじゃね？』

イライラしかしなかった

もうキレそうだった

平『だまれよ…』

紫耀が静かな声で言った

現場は静まり返った

紫耀が怒ることなんか珍しいから

廉『神、後は任せろ。連れてってあげ』

一条さんをお姫様抱っこして医務室に向かった

主任に呼ばれてた気がするけどそんなの無視して

医務室のベットに寝かせるとスースー息を立てて眠ってる一条さん

安心して気が抜けた